
落ち着いた店内と自家焙煎コーヒーが自慢の喫茶店。アンティークな品々と歴史的な建物が織りなす落ち着いた空間が広がる店内で、厳選された豆を店内で丁寧に焙煎し、一杯一杯心を込めて淹れたコーヒーを提供します。
開業の経緯を教えてください
20代のころは関西で仕事をしていましたが、家族が営む「café restaurant NILS」を手伝うために地元である桐生市梅田町に戻りました。関西での仕事に特別なこだわりはなくて、地元で家族を支えながら暮らす選択に自然と心が向いた感じですね。地元に戻ってからはお店の手伝いをしていたんですが、本町通りを歩いていた際に偶然この物件を見つけました。この場所は重伝建地区の入り口に位置していて、歴史ある建物や町並みが織りなす独特の落ち着いた雰囲気に強く心惹かれたのを覚えています。物件と立地に魅力を感じ、「ここでお店を出してみたい」という気持ちが湧き上がり、その思いが2019年に現在のお店を開業するきっかけとなりました。
おすすめの商品は何でしょうか
もちろん、自家焙煎のコーヒーですね。うちでは、コーヒー豆の種類から淹れ方に至るまで、すべてにこだわりを持って提供しています。一口にコーヒー豆といっても種類はさまざまなんです。産地、生産方法、挽き方、焙煎の度合いなど、実に多くの要素が味わいに影響します。それぞれの特徴を最大限に引き出すため工夫をしています。淹れ方についても、コーヒーをより美味しく楽しんでいただくための工夫がいっぱい詰まっています。うちのコーヒーを一言で表すと、「まじめなコーヒー」って言葉がよく合うと思うんです。お客様の好みにぴったり合う一杯を見つけていただけるよう、多彩な種類のコーヒーをご用意してます。ぜひ、お気に入りの一杯を見つけてもらいたいですね。
今後の展望はどうでしょうか
今後の事業展望としては、コーヒーを楽しんでいただくことはもちろんですが、それ以上に「コーヒー豆」そのものについて知ってもらえる取り組みを進めていきたいと思っています。特に、焙煎の段階でコーヒーの味が大きく変わることをもっと多くの方に知っていただきたいんですよ。でも、まだまだそのことを知ってもらえていないと感じています。焙煎はコーヒーの味わいを決める非常に重要な工程で、焙煎度合いによって、酸味が際立つものや、苦味やコクが深まるものなど、同じ豆でもまったく違った個性が生まれるんです。そのことをもっと知ってもらえる事業をしていきたいですね。
桐生の魅力について教えてください
桐生って、どこか関西に通じるような雰囲気を感じるんですよ。若い人からお年寄りまで、皆さんが自分に自信を持っているような感じを受けますね。それが町全体に活気を与えているのかも。あと、桐生祭りのような伝統を大切にしつつ、「人」を大事にするところもとても魅力的です。お店の近隣の方々との交流も多くて、町全体をみんなで守っている感じが伝わってきます。それに、桐生はとてもコンパクトな町なんですが、不思議と「何でもある」んですよね。少しずついろいろなものが揃っていて、飲食店も多いし、最近ではファッションのお店も増えてきています。お店が多いので、町を歩きながら食べたり見たりして楽しめるのが桐生の素敵なところだと思います。

