“小さな本屋さん”でしか出会えない本 ふやふや堂

“小さな本屋さん”でしか出会えない本

織物工場をリノベーションした小さな本屋さん「ふやふや堂」。どこか懐かしく、温かい雰囲気を感じさせてくれる素敵な佇まいのお店です。

桐生で本屋を始めたきっかけを教えてください

元々桐生出身で、高校卒業まで住んでいた生粋の桐生っ子でした。その後、東京、京都とずっと外で働いていたんですけど、そこでいつものように本を読んでいていたときに、ふと、自分の生まれ育ったところに戻って自分を見つめ直したい、と思い桐生に戻って来ました。京都で働いていたときにお世話になっていた出版社のミシマ社が、事務所の一角で本屋を始めたことを聞いて、自分も本屋を開きたいと思たんですよ。元々桐生の古い建物を借りて、事務所にしたり、住んだりしてみたいと考えていてんですよね。それで、以前京都に住んでいた頃に、麩屋町通りの「第二ふや町ビル」に事務所を借りていたので、そこから名前を貰って「ふやふや堂」というお店にしました。

小さい本屋ならではの魅力はありますか

ふやふや堂では、小さい出版社さんの本も仕入れています。大きい本屋だと埋もれてしまう小さい出版社さんの本も、ここでなら好きにラインアップさせられるので目につきやすいはずです。小さい本屋のほうが自分の欲しいものが見つかりやすくて、本の個性も見つけやすいですよね。いまではネットでも本は買えますけど、本屋でしかめぐり合えない出会いもあると思うんです。このお店には「選書サービス」というのがあって、その人の要望に沿った本を選んだり、どんな本を買おうか悩んでいる人にこちらで本を選んであげるんですよ。案外、人から勧められたものっていいものが多くて、新たなジャンルの発掘にもなると思うんですよね。これがなかなか評判が良くて、始めて良かったなって思ってます。

今後の本屋のあり方はどうお考えですか

今では、このお店が地元の人が集う場所となっていて、遠くからここの本を求めてやって来てくれる人もいるんですよ。それでも、世間では本離れが進んでいて、本屋に行き慣れていなかったり、手元に本がない生活をしている人が多いんですよね。それでも、やっぱり本屋はまちに必要だと思っていて、本に興味を持ってくれる人が少しでも増えてくれればいいなと思いながら本屋を続けています。

このまちの魅力を教えてください

外からやってくる人に対して優しくて、ある意味おせっかいな人が多いような気がしますね。それと、このまちが一番だと思っている人が多いと思いますよ。あとは、自然とまちが近くて緑豊かなところも魅力ですね。おすすめのお店は沢山あるんですけど、なかでも「梅屋」という手打ちうどん屋はおすすめです。隠れ家のような佇まいになっていて、静かで良い雰囲気のうどん屋さんです。うどんも絶品で、コシがすごいです。このお店はぜひ行ってほしいですね。

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